食材や調理の仕方、歴史についてなどなど、フランス料理を日々勉強しています★by penelope★


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カテゴリ:ジュリー&ジュリア( 4 )

ジュリアのキッチン

映画「ジュリー&ジュリア」で、ラストにジュリーがスミソニアン博物館に保管されている

ジュリアのキッチンを見に行くシーンがあります。

ジュリアの大きな写真に向かって「I love you, Julia」とつぶやき、バターを置いた

ジュリーは印象的でした。

スミソニアン博物館の公式ホームページには、ジュリアのキッチンの展示を紹介した

特設ページ(Julia Child's Kitchen)があり、ジュリア本人の写真と、ジュリアの声が聞くことができます。

それにしても、メリル・ストリープ、本当にそっくり!!一見メリルなのか、ジュリアなのか

わかりません。(笑)

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そして、ジュリアの声を聞いてみてください。メリルは完璧なまでに彼女の口調を真似ていたんですね。

声も見た目もそっくりで、びっくりします。

ジュリアの声と画像が出てきます★→Julia Child's Kitchen

映画の中でも、ジュリアのキッチンには壁一面に金褐色のフライパンが掛けられていました。

映画を観ながら、「あの壁も、ジュリアのアイデアかな?・・普通のキッチンであんなにフライパン

使う人あんまりいないし・・」と思っていました。

あの「壁一面フライパン」キッチン。ジュリアがきちんと道具を使い分け、また道具に気を配っていた

ことをとても物語っていたと思います。

スミソニアン博物館には、このジュリアのキッチンはもちろん、ジュリアが愛用した料理道具も

数多く保管されています。

パリのコルドンブルーに通っていた1940年代から料理家となった1990年代

まで愛用しつづけたソースパンや、たくさん持っていたお皿の中でも特に気に入っていた赤いお皿など、

それぞれの道具がエピソードとともに紹介されています。

さらに、ジュリアのキッチンをスミソニアン博物館まで移動する奮闘気(裏話?)まで。

2001年の8月からスタッフが準備をはじめ、ジュリアのキッチンの道具を分類、記録し、

2002年の8月のオープンに向けて梱包や船での輸送にてんやわんやと奮闘したこと

が書かれています。

★What's cooking? ~Julia Child's Kitchen at the Smithonian

ジュリアのキッチンはとても合理的で、収納もすっきりしている様子が伺えます。

スプーン類、フォーク類、スパチュラをラベリングした容器にまとめていれていたり、

道具を分類して常に使いや数していたことが分かります。

台所のスペースがないから、とひとつの道具を使い回すこともありますが、きちんと収納すれば

同じ道具をいくつか持っていた方が便利なこともあります。

ジュリアのお料理哲学はいろいろ勉強になるし、なにより、学んでいてとてもワクワクします。

ジュリアのキッチン、行ってみたいです・・^^
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by lovely-recipe | 2010-01-20 22:24 | ジュリー&ジュリア
アメリカ映画の祭典のひとつ、

ゴールデングローブ賞で、ジュリアを演じたメリル・ストリープが主演女優賞を受賞!!

金色に輝く地球のトロフィーを手にしたメリルの写真はこちら!
(←クリックしてね!下から2段目の真ん中、シックな黒のドレスが目印です★)

金ぴかの「オスカー像」で有名なアカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデングローブ賞は

毎年1月に発表され、2010年で67回目。

ハリウッドセレブの街、ビバリーヒルズで華やかな授賞式が行われます。



各部門ごとにノミネートされた作品や俳優の中から受賞者が決められ、

「ジュリー&ジュリア」は「ミュージュカル&コメディー部門」でノミネート。

(コメディーだったの・・?と若干驚きましたが・・^^;)

この部門でのノミネートはサンドラ・ブロックや、ジュリア・ロバーツなど、ハリウッドの

名女優たちの名前がずらり!

しかし、メリルはなんとこの部門でもうひとつの映画「恋するベーカリー(原題:It's Complicated)」

でもノミネートされ、ひとつの部門で2つの作品からのダブルノミネートとなりました。

「恋するベーカリー」(日本では2月に公開予定)では、パン屋さんで働く女性役に。

ジュリアに続く「お料理系」の映画でした。

同類の映画でのダブルノミネート、そして並み居る名優たちを押しのけての受賞となった

ジュリア=メリル!

メリル・ストリープの演技もさることながら、物語の温かさや情熱が多くの審査員の心を打ったことでしょう。

「恋するベーカリー」もきっと素敵な映画に違いありませんが、

「ジュリー&ジュリア」との大きな違いは、2人の実在の女性が夢を追いかけて、それを実らせた、

ということ。


美味しくて幸せそうな料理と、夢の実現。人の心をワクワクさせる物語といえば、

この映画に叶う作品はありません。


メリル・ストレープは今まで6回の主演女優賞を獲得した超大御所ですが、

今回の受賞でなんと7度目!歴代最高の受賞となりました。


幸せは分けるほど大きくなる、というけれど・・・

ジュリアとジュリーの夢のちからは、いったいどこまで広がるのでしょう?

このブログコンテストの行方も、きっとその一つですね。
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by lovely-recipe | 2010-01-19 21:11 | ジュリー&ジュリア
「ジュリーアンドジュリア」を観て。

遠く時代を隔てて実在したジュリアとジュリー。
駐在員の妻として生きたジュリアと、911事件の保険のオペレーターをしていた
ジュリーの間にあるのは、50年という月日。

生きた場所も時代も違う二人だけど、
共通しているのは料理への憧れと、
その「思い」を「実行」した、行動力。

人の思いは時間を越える、という言葉を聞いたことがあるけれど、
この物語を見て、改めてこの言葉を思い出しました。

一生懸命行動することは、夢を現実にしてくれる。
そして、そういう思いは、人を元気にしてくれる。

この物語を見終わって・・・結局、とっても勇気づけられました。

* * *

この映画は、実在のジュリア・チャイルドと、ジュリー・パウウェルの物語。

30代半ばにしてパリのコルドン・ブルーに入ったジュリアは、
主婦向けのクラスではなく、軍人のシェフしかいない、プロフェッショナル向けのクラスに飛び込む。

野菜を切るのも不慣れなジュリアは、
はじめはクラスの中で浮いた存在でありながらも、家に帰って山盛りに野菜を刻んで
練習して、あっという間にクラスになじんでしまう。

一方、30代を間近に控え、地味なオペレーターの仕事をこなす毎日のジュリーは、
周囲の友達が次々にキャリアを積んでいくのを目の当たりにして、不安を抱える。

そして、料理が好きだったジュリーは、自分を変えるため、かつてアメリカにフランス料理を広め、
一大旋風を巻き起こしたジュリア・チャイルドのレシピ、524品を365日で作り、それを
毎日ブログに記録することを決意する---。

社会人になってから、あるいは結婚してから、新しいこと、何か大きなことに挑戦するのには、
勇気がいります。

自分の希望通りに行動したとしても、周囲の環境が都合よく動いてくれるとは、限らないから。

ジュリアはプロフェッショナルのクラスでたった一人の主婦で、周囲の視線は冷たかったし、
ジュリーは毎日定時まで仕事をこなさなければならず、料理に挑戦するのはそのあとだった。

でも、二人ががんばれたのは、
目標がはっきりしていたからだと、私は思う。

ジュリアは、コルドン・ブルーでディプロマを取得する、というゴールをもうけた。
ジュリーは、524のレシピを、365日で作る、という期限をもうけた。


二人は途中、さまざまな困難に出会う。

コルドン・ブルーの責任者はアメリカ人のジュリアがフランス料理を学ぶことが
気に入らないようで・・・ジュリアがディプロマを取ろうとしていることに、やたらと冷たい。

ジュリーはブログの存在が上司にばれてお目玉をもらったり、
料理がうまくいかず、ヒステリーを起こしてパートナーをケンカしてしまう。

それでも二人が進んでいけたのは、めざすものを心に決めていたから。

迷っても、途中で止まっても、向かうところが決まっていれば、
またやり直せる。

この物語をみて、目標を持つことの大切さを、改めて感じました。

* * *

夢に期限を与えると、それは予定に代わる、という言葉を聞いたことがあります。
524のレシピをただ作るのではなく、365日で作る、という具合に。

私の本棚にも、憧れの料理研究家の料理本がいっぱいあるのに。
今まで作ったものは、
作れそうなものか、気が向いたものだけ・・。

ジュリーは自分の掲げた目標を実行しながら、何度も困難にぶち当たったけれど、
結局それをやり遂げて、大きく変わりました。

物書きになりたい、と思っていた彼女は、料理ブログを通して、その体験記を記し、作家デビューも
果たしたのです。

小さなことでも、少しくらいイヤなことがあっても、続けること。やり通す事の素晴らしさが、
この物語にはあふれています。

ジュリアはなんとかコルドン・ブルーでディプロマを取得した後、理解ある夫の支えと、友人に
恵まれ、50代で料理本を出版することになります。

でも、それまでの道のりは苦難の連続。
夫の赴任先の変更に、未知の出版業界。いくつか出版社にも断られ、
時間は刻々と過ぎていきますが、そこでジュリアが言ったせりふがとても印象的。

「このままでは、今まで私が行ってきたことが、すべて無駄になってしまう・・・」

ジュリアはただの料理好きの主婦ではないのです。
料理を研究し、それを人々に広めること。自分の行ってきたことを形にし、人々の役に立てる
ことを、見据えていたのです。

ジュリアは、時折こう言います。
「私は、本気なの」。

上流社会の奥様の道楽についていけなかったジュリアは、一生懸命に学んだ料理を
裕福な奥様の趣味、と思われることを、とても嫌いました。

コルドン・ブルーを出た後、彼女は友人たちと料理教室を開きます。
そして、本の出版へと取り掛かり、それが一時暗礁に乗り上げると、夫のすすめでなんとテレビ番組に!

彼女の夢はどんどん成長していきます。
彼女の夢は、生きているのです。

晩年、念願かなって彼女のレシピ本は出版されることになります。

しかし、本の出版にジュリアがこだわったのは、それがかたちになって残るものだから
ではないでしょうか。
生きた夢を残せる、最良のものとして、本を選んだのではないか、と思います。

そして現に・・・
その本は50年後、ジュリー・パウウェルというひとりの女性の手に届き、彼女に夢を与え、そして
人生までも変えてしまう。

ジュリーもブログの立ち上げから、毎日の料理作り、そしてブログが人気を博してからは
出版社とやりとりするようになり・・・と、
どんどん夢を成長させていきます。

ジュリーは言います。
「ジュリアは、海でおぼれていた私を助けてくれた」

人生に迷い、自信をなくしていた自分に、目標を与えてくれた。
ジュリアの生き方が、ジュリーのみちしるべとなった。
それは、ジュリアの残した本の中に、今でもジュリアの夢が生き続けているからかもしれません。

夢は生き物。
ひとつひとつ行動する、という力を与えてあげることが、夢にいのちを吹き込むことなのかも
しれません。
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by lovely-recipe | 2009-12-22 23:58 | ジュリー&ジュリア
映画「ジュリー&ジュリア」を観に日比谷へ。

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ずっと観たかったこの映画。
アメリカにフランス料理を広めた料理研究家、ジュリア・チャイルド
と、彼女に憧れてフランス料理を作り始めたジュリア・パウウェル、
実在の二人の女性の物語です。

ジュリアを演じるのは、大女優メイル・ストリープ。
美味しそうで可愛いフランス料理。
予告を観るだけでドキドキしてしまうこの映画。

自宅から一番近い日比谷の映画館に行くと、
予定していた上映時刻の回はほぼ満席。

仕方なく、次回の上映を観ることにして、時間をつぶしました。

その間・・・いろいろと考えたこと。

* * *

私がこの映画を知ったのは、12月のはじめ。
ある映画を観に行ったとき、CMのように流れてきた「予告編」を観ました。

メリル・ストリープが演じるかなり個性的なジュリア、パリ、フランス料理、
そして現代のニューヨークで自分の人生に迷いながら、ジュリアの生き方に
希望を見出す、もう一人の主人公、ジュリー。

「この物語は、実在する二人の女性のトゥルー・ストーリー」と字幕が出たとき、
絶対観たい!!
と思いました。

料理研究家に憧れ、奮闘するジュリーが、自分と重なったのかも知れません。
でもまだこのとき、(12月はじめのころ)
私はこの映画の料理研究家、ジュリアが通った料理学校がコルドン・ブルーだと
気づいていませんでした。

そして、コルドン・ブルーでこのブログコンテストが実施されていることも、気づいていませんでした。

* * *

それから少し日が経ち、
12月16日の夜に、私はコルドン・ブルーからのダイレクトメールで、
私の憧れる料理学校、コルドン・ブルーが「ジュリーアンドジュリア」の上映を記念して、
ブログコンテストを行うこと、
そして何より、ジュリア・チャイルドが通ったのはコルドン・ブルーであることに気がつくの
ですが・・・。

ブログコンテストのページを見て驚いたのは、
この映画の原作者、ジュリー・パウウェルは「ブログで人生を変えた人」だということ。

ブログを作ったことのない私にとっては、夢のような一文でした。
日本でも、ブログで本を出した人の話はよく聞くけれど、
フランス料理に憧れる、私と年齢も近い、同時代に生きる人が、実際に夢を叶えていった。

彼女は今日も、私のいる日本とは遠くはなれた外国でちゃんと生きている。

私はこれから、彼女が経験した人生の一部を映画というかたちで観るのだ。
映画は演じている女優さんが出ているもので、もちろん、映画である以上すべてが事実ではない。
でも、
この映画自体が、ジュリー・パウウェルの作品のひとつで・・・つまり、
彼女はもう成功した、という証なのだ。

・・・日比谷の街を散策しながら、そんなことを考えていました。

「料理好きの人がたくさんいるってことかな、フランス料理の人気かな」
「主演がメリル・ストリープだよー、絶対ハズレるわけないよ」
こんなことを話しながら、心は少しだけ、うわの空でした。

あと少しで上映時間となり、
2時間ほど前に引き返した映画館への道のりを戻っていくと、
「ジュリーアンドジュリア」の看板が見えました。

幸せそうに笑うジュリアと、なにやら試作中らしいジュリーのイメージ写真。

ジュリーはこの映画の公開や、今の自分を、どんな風に考えているのだろう。

そう思うと、
すごく観たいけど、ちょっと怖い気もしました。

数日前から急いでブログを作り始めたけれど、まだまだ、どうしていいのか、
こんなままでいいのか、迷ったり、考えてばかりだったから。

でも、そんな気持ちに重なって、どこかワクワクしている気持ちもありました。

少しでもいいから、私もヒントが欲しい。
料理ブログを作ることも、この映画を観ることも、結局ただの「挑戦」に終わるかもしれない。
それは、小さな恐怖心。

でも、このワクワクの芽を摘んでしまうこともできない。
やっぱりお料理が好きだから。
可愛くて、美味しくて、たくさん笑顔が見られるお料理を作れる人になりたいから。

* * *

映画館は大きくはないけれど、一列ごとにきちんと段が設けてあって、スクリーンが前の人の
頭にかぶらないようになっていました。
これなら安心。

ジュリーとジュリアに会えるまでもう少し・・・。

・・・こんな気持ちで映画を観るのは、初めてでした。
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by lovely-recipe | 2009-12-22 23:30 | ジュリー&ジュリア